2006-05-05 電波男 - 本田透 review 「もはや現実の女に用はない。 真実の愛を求め、俺たちは二次元に旅立った」 帯のこの文言が、最も本の特徴とらえてます。 中味は、オタクとそれをとりまく恋愛構造を 様々な文献の引用からじっくり論じている感じ。 論述に穴はあれが、オタクの愛の素晴らしさを 真面目に、そして必要以上の勢いによって説く姿は なかなか心打たれるものがあります。 著者のトラウマがやや前にですぎているけど 「俺オタクかも」という方は読んで損はないかと。