しあわせさがせ?

たらたら日記帳

となり町戦争 - 三崎亜記

突然、勃発した市ととなり町との戦争。
しかし周囲の風景は全くの普段通りの平和で、
ただ戦死者だけがどんどん増えていく。
そんな不思議な戦争に参加していくというお話。


戦争へのリアリティのなさがうまくでていて、
遠い国の戦争になぜかピンとこない自分らの
うまい比喩になっていると思う。考えさせられる。


あと、ヒロインの香西さんがものすごく良かった。
市役所職員としての立場と、隠された私の心情で
揺れ動くだけの瞳に、ぐんっと惹かれた。惚れる。