しあわせさがせ?

たらたら日記帳

限りなく透明に近いブルー - 村上龍

ちょっと前の時代の米軍基地近くを舞台に、
暴力と薬とセックスに溺れる若者像を描いたもの。


その場面が本当にたやすく想像できるほどに
綿密でかつ淡々とした描写が凄まじいです。
その対象が、目を背けたくなるよな場面ばかりで
伝わりすぎてつらい感があります。賛否両論。


壊れてく人の中にある心のリアリティっぽいのが、
ラストに向かうほどに堕ちていく主人公に現れ、
不思議ときれいな情景がでているなとは感じます。