ある日、母上がでっかいカブトムシを拾ってきた。
朝の新聞配達中、道でひっくり返ってジタバタしてたらしい。
あの、ここ宜野湾の住宅街のど真ん中なんですけど。
一匹だけ不自然だなぁと思いつつも、不意の出会いに嬉しい。
きっとどっかの家から逃げてきたのかなぁと思いつつ、
持ち主への返し方とか微妙だと思うので、持ち主探さない。
タイワンカブトじゃなく、ツノの美しい純正カブトムシよ。
甲虫王者のカブトムシは男の永遠の夢、他に渡したくない。
さっそく観察開始。まず目に付くのはツノの大きさ長さ。
まさに力の象徴、これで歴戦を乗り越えてきたんだなぁ。
あと、地味だけど驚いたのがあまりにも旺盛な食欲。
林檎のスライスをあっという間に食べつくす男っぷり。
箱の中をゴサゴサ動き回るパワーに、すっかり虜になる。
マジかっこいい。ツノの形一つに身悶えする。愛でる。
これくらいの個体ならそこそこの値段がするな・・・
いやいやいや、売ったらだめだ。こいつはうちの子じゃ!