しあわせさがせ?

たらたら日記帳

ラッシュライフ - 伊坂幸太郎

仙台を舞台に、5つのバラバラなストーリーが
お互いに交錯しあってそれぞれの結末になる長編小説。


世に有名なエッシャーの騙し絵(階段登る奴)を
モチーフにしているらしい。くるくる場面が変わるけど
別の物語の登場人物がやった何気ない行動が
他の物語に大きな作用を及ぼしていたりと、パズル的。
でも複雑というわけではなく、先の読めなさが楽しい。


泥棒と失業者と宗教と殺人の話のリングがぐるぐるまわる。
「ラッシュ」にいろんな意味を込めて
それぞれのキャラクターの人生が浮かぶ。いい小説かと。