仮説、思い込みや常識的な思考に、いかに人々が
捕らわれてきたかを、科学ネタを通じて示している本。
「飛行機はなぜ飛ぶのか？実はまだよくわかってない」
というプロローグのおかげで、分かりやすかった。
科学は全然万能ではなく、そうなんだろーなぁという
想定を基にしてきているだけ、という構造らしい。
経済や身の回りの事などにも科学的思考を取り入れ、
頭から信じたりせず疑問を持っていくべしとか、
仮説を抱きつついこうというのが、納得できる説明。
例題に宇宙ネタ（ビッグバンとか相対性理論）が多いが
個人的には難しくも無く、すんなり頭に入った。
天文・科学史入門としても面白いなーと思います。
