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しあわせさがせ?

たらたら日記帳

アナログボードゲームを3人・2日で1本作るまで

diary

んと、ゲームジャム沖縄ってのがありました。
2日でゲームを一気につくりあげようぜ的なイベントです。

Global Game Jam Okinawa 2013 開催をめざす会
http://ggjo.jp/

デジタルゲームエンジン(Unity等)がメインだけど、
なぜかアナログゲーム部門があったので、勢いで参加。
元々そういうの作ってみたかったので丁度良い説もある。

開催形式は、まず初日、持っているスキルがバラけるような
3〜6名程度で1チームに編成されます。当然ながら初対面。
そして全体テーマが割り振らえて、ゲームを作って製作開始。
二日目午後に発表・試遊する流れになります。

本当はこれを世界同時にやるんですが、それは来月で
まずは沖縄組で練習がてら一回やってみようってのが今回。
なお、ハッキング+マラソンで、ハッカソンと言ったりします。
徹夜になるがちという割と過酷なモノ作りの催し。

で、ここからが本題なのですが、
「アナログボードゲームを3人・2日で1本作るまでの流れ」を
メモった。

前情報が無い/アナログゲームの完成経験が無いので
手探り感がすごかったのですが、モノは好評だったので
作り方はそんなに間違ってなかったんじゃないかと思います。
参考になる人はしてください。

      • -

12/22
9:30 開会式、チーム分け、テーマ発表「rebirth」
 なおテーマが割り振られるのを知らなかった俺たち…
9:40 チーム顔合わせ、挨拶
 私が巻き込んだ知人M、社会人Gの3名チームになりました。
 みんなそれなりにドイツゲームやってたので話が早い。
 方針として、1時間毎のマイルストーン確認・休憩と
 徹夜しないで帰ると決める。私の体力だとこんくらいなの。
10:00 ネタ出し(マインドマップ
 テーマがあったのでネタ出しは安定のマインドマップ
 画用紙があったのでマジックと紙に書いたら後で楽だった。
 フレーバーを考えるの楽しい。
11:00 アイディア絞込み
 マインドマップから特に面白そうなテーマを
 くっつけたり削ったりして3テーマまで絞り込む作業。
 どんなゲームにするのかはまだあんまり考えてない。
12:00 みんなで昼飯休憩
 なお昼食後はゲシェンクで軽く遊んで親交を深める。
13:00 アイディア練り込み+軽いメカニクス検討
 各テーマごとにどんなシステムなのかみんなで検討。
 バーストにしようとか、このフレーバーどう再現しようとか。
13:40 システムを詰める
 午前中決めた3テーマを3名それぞれ1テーマずつ分担して
 よりどんなメカニクスにするのか詰めてみる。
 A案:Mさん、B案:RX、C案:Gさん
14:15 個々でつめたメカニクスの共有
 それぞれのゲーム案を言ってもらって
 どういうふうに改良の予知があるのか共有と検討。
15:00 案の絞込み
 実現が楽なA案と、工夫と時間次第のB案に絞る。
 C案は魅力的だけど作る時間はなさそうなので諦める。
15:15 A案ゲーム本格制作
 とりあえず完成させたいのでA案から取り掛かる。
 そんなに凝った仕組みじゃないので、まずはカード作ってみて
 そこからバランス調整をする方向で。カードに付箋貼り貼り。
16:00 テストプレイ
 第1回テストプレイ。ちょっと面倒な手順と気づく。
 こうしたほうが良いと案を出しては反映させて、
 頭で考えたり、実際にテストプレイを繰り返したり。
 1ゲームが15分程度なので、都合3回テストできた。
 アジャイルというよりもプロトタイプ3回回した感じ。
18:00 ルールの微調整
 テストプレイでかなり遊べる感じになったので
 ルールを文章化しながら3人で細かいところを決めていく。
19:00 全体ミーティング
 ここで初日は(公式には)終了時間。
 まだざっくりで途中ですがルール記述も問題無さそうなので
 予定通り解散。明朝9時集合。ただし各自宿題を割り振り。
 Mさん:A案のグラフィック
 Gさん:A案のルール清書続き
 RX:B案をプロトタイプレベルまで考えてくること。
19:30 解散
 他チームは、深夜になっても7割帰らず、徹夜組もゴロゴロ。
 デジタルゲームは進捗そうとう大変だったみたいです。
 でも、ここで俺たちは帰るという雰囲気を出すことが大事かと。

んで、初日終了です。
RXは帰宅後そのまま寝落ちしましたが
翌朝4時に起きて、ちまちま宿題のB案を詰めていました。
Gさんは仕事にドナドナ。でもルール清書はばっちり。
Mさんは前日からロクに寝てないのにカード用の素材集め。
クリエイティブコモンズ改変可を集めて加工して、超かっこ良く。
ちらちらネットからの徹夜組の嘆きに耳を塞ぎつつ…

12/23

9:30 集合
 RXとMさんは同じ車で仲良く遅刻。朝のMTG聞いてないw
 印刷に時間かかったためですが良い出来なので良いのです。
 Gさんはこの日はもう仕事のため参加不可との連絡が。
 実質メンバー2人になったので、負荷軽減のためB案廃棄。
10:00 カード作成
 カードが 54+60+6+1= 120 枚もあるゲームなので
 光沢紙に印刷されたカード図をカッターで切り離して
 カードスリープにちまちまと詰め込む作業。実は楽しいです。
11:00 オープンテストプレイ
 ここでチーム外から空いている人を呼んでテストプレイ。
 人数変わっても機能するのか見たかったが概ね問題なし。
 テスターの皆さんに大好評だったので自信が深まる。
11:45 微調整
 ルールの微調整。もう大きく弄る気は無し。つか完成。
 資料用に写真をチラチラ撮ったりと安定モード。
12:00 発表資料づくり
 スライド作成。適当にインデックスつくったり箇条書き。
12:30 発表時間延長。
 全チームの進捗の遅れのため、13時の発表が14時からに。
12:50 昼飯
 運営スタッフや関係者、見学の方々とご飯。
 注:スライド半分もできてません
14:10 発表資料づくり
 というかご飯から帰ってきたら発表始まってた。
 聞きたい班もあったけど、意識30%は発表で
 あとは全部資料作りに。背景とか白だけでいいです。
14:40 発表
 スライドはやっつけですが、
 アナログゲームの背景、制作過程、コンポーネント写真、
 ゲームのフレーバーやメカニクス解説、改善点など。
 デジタルチームと違ってゲーム見せられないので試遊へ。
15:00 総括・試遊
 写真撮影したり、挨拶したり、試遊してもらったり。
 概ね好評。ほっと胸を撫で下ろす感じ。
15:30 解散
 家についたらまた寝てました。みんなお疲れ様でした。

以下個人的な長い長い感想

・チーム編成が一番の幸運
  3人ともドイツゲーはある程度やってる人なので
  あのゲームのあの仕組み、で結構伝わるのが楽ちん。
  人生ゲームしか知らない人とかだとどうするだろ。
マインドマップ便利
  ネタ出し、これのおかげで収束し安かったです。
  ログもわかりやすく残るので後で振り返りやすいし。
  テーマが振られた今回の形にもあっていたと思います。
・役割分担が難しい
  RXがリーダーでしたけど、軽い司会程度に。
  今回みたいに1人1案考えるのがうまく回ったけど、
  1つのゲームを分担してボドゲ作るのは無理なんじゃね。
  あとは3人であーだこーだ言い合いながら作った印象も。
・喋りのバランス
  年長の私が案を強く押すと通り勝ちで悪かった。
  最年少のMさん、3人中では初対面のGさんが遠慮がちっぽく、
  もうちょいファシリテーターやれよRXさんよぅ。
・グラフィック担当切望
  Mさんがジョバンニ並の働きでデザインやってきれくれて
  スーパー助かったけど、やっぱグラフィッカー欲しい。
  ただ出番は初日はなかったかも。ゲームが固まってからです。
・テストプレイ超重要
  当たり前ですが内部・外部テスト両方がっつりやって良かった。
  いろんな改善案出てきたし、回した分だけ良くなった感じ。
  逆に言えば、時間の長いゲームはハッカソン向いてないかも。
  1プレイ20分規模が限度のように思いました。
WBSで作業の全体図が欲しい
  手探りだろうからWBS作りようがないと諦めていたけど
  だからこそ最初につくって随時更新するべきでした。
  残作業に何があってどう分担するのかすぐに決められなかった。
  世のボドゲ製作はテストが大半と聞いてたけどそれは本当だった。
・Mさんすげー
  3人の共作ではありますが、Mさんの貢献はでかい。
  というか色々私の仕事押し付けてごめんなさい…
・見切り悪い
  C案の見切りは結果良いタイミングだったけど、
  B案の見切りは初日終了時点でよかったな。A案で十分行けてたし。
  少しこだわりが強かったとしきりに反省。
・睡眠はとろう
  可能な限り寝るべきだし徹夜とかやったら死ぬで。
  が、ハッカソン自体徹夜で追い込まれるの楽しむフシがあるw
  初対面で環境構築からやってりゃ普通は間に合わないはずだし。

ノウハウ的なものはこんな感じかなと。思い出したら追記します。

また、出来たゲームそのものは公開ポリシーがまだ未確定なので
まぁそのうち運が良ければどこかで見かけるかもしれませんね。
ボードゲームというよりカードゲームになっちゃったけど。
rebirth をわりと残念な雰囲気にしたけどそれが功を奏した感じ。

つーか、B案けっこう好きだったし
早朝に考えた分がもったいないのでどこかでまとめ直すかなぁ。
スパゲッティモンスター教徒とピンクユニコーン教徒が
お互いの信者を生贄に捧げて教祖を復活させるゲームです(ぉ

来月のゲームジャムは、多分やるけどしんどいので乗り気じゃないw

あと注意。他の地域も同時にやるだろうけど、
今後、アナログゲーム製作チームになるであろう人たちは、
事前に「ボードゲーム製作用の道具を事前に運営に言うべき」です。
今回は私が色々持ち込んだけど、無かったらだいぶ困ってたはず。

運営が事前に用意してくれたもの
・模造紙
・画用紙
・マジック
・ペン
・はさみ
・のり
・カッター/カッターシート/カッター用定規
・テープ
加えてRXが持ち込んだもの
・カード(Mt:Gのゴミカード200枚程度)
・カードスリープ(赤緑各色100枚ずつ)
・チップ(おもちゃ用、24個x4色)
・小物収納パック(100均のやつ大小2束)
・トランプ(プラスチック製の同じもの2組)
花札(1組)
・サイコロ(6面12個、8面10個)
・木片(立方体状のもの100個程度)
・インデックスカード(10cmx5cmぐらいの1束)
・工作用ダボ(1袋)
・ホワイトボード(1枚、水性ペン付き)
・カラーマグネット(1色18個入りx5色)
・カッター・カッターシート(オルファ製のいいやつ)
・カッター用定規(ステンレス製とかの固い奴)

どんだけ持ち込んでるんですか・・・
もちろん全部使うわけじゃなかったけど、
道具の数だけ良いゲームを思いつける一面あると思うの。
最低限なら、カードとスリープとチップがあればどうにか。

どうにか情報の不足が無いか心配ですが
とりあえず、思い出せるだけのノウハウは以上になります。
他のチームメンバーにも後で聞いてみます。
後の人のための糧になれば幸いにて御座います。

来月・来年以降アナログゲーム作る人は頑張ってや〜