家の近所に上等な珈琲豆を量り売りしてくれる店があるので
弟が仕入れてきました。ケニアの苦味酸味が強いなんとかかんとかだそうです。
きゅっと袋に詰められており、袋を開けるだけでいい匂いが部屋に広がる。
これは、きっといい豆だな！
味オンチのくせに、ちょっと味の分かる人に憧れているので
買ってきた豆を試飲してマンダムな気分に浸ろうと画策。
珈琲ドリップがじっくり、じっくりエキスを滲み出すのを待った数分が長かった。
結構高かったので、味に関わらず「流石ケニアの豆は違う！」と薀蓄しようとした。
いや、実際に飲んだら旨かった。
ブラックだから苦味と酸味しかないはずなのに、これを甘く感じるから不思議。
匂いはますます強くなり、ほへーとか落ち着いてきた感覚も覚える。
おいおい、ネタかと思えばマジで旨くて反応困ってしまうよ父さんは。
弟曰く「まぁ、普通に旨いんじゃない？」と言ってくれたから
「チミはこの味が分からんのかね？！」とか偉ぶってみた。無視された。
悔しいから今度は俺が買ってこよう。
