しあわせさがせ?

たらたら日記帳

甲府、温泉と酒を巡る旅(1)

長くなったので、時間があるときに読むと良いよ!


さて、mixiでフライング気味に叫んでしまったが、
お休みを利用して山梨県甲府まで旅をしてまいりました。
したー氏の出張についていっただけなのですが、
大河ドラマ風林火山で大ブーム中のスポットに、思いがけず行けてラッキー。


割と急に決まった旅だったので、甲府駅到着時点でほぼノープラン。
気の向くままの旅もいいけど、今回は無駄無く観光した気分だったので
さっそく駅前の地図を確認。お、甲府城がすぐ近くじゃん。
というわけで朝っぱらから城址探検。ついでに観光案内所で情報ゲット。


観光案内でピンときたのは、信玄のかくし湯ってキーワード。
そうだ、沖縄育ちのせいで温泉らしい温泉って行ったことなかったんだよなー。
地下水暖めたとかではなく、あったかい源泉につかりたい。日本の心知りたい!
手元にあった情報をかき集めて、よさげな温泉をリストアップ。ここに俺の旅始まる。


最初にきたのは、甲府から4駅タクシーで10分くらいの「ほったらかし温泉」。
ネットでの口コミ評価は普通だが人が恐ろしく集まる人気の温泉らしい。
なんかネーミングの適当さにも惹かれて、出向いてみました。


…なんか、本当に普通でした。



確かに眺めは最高だけど、水質はいたって普通の単純泉ってやつでした。
近くの森林から聞こえる鳥声とか露天にそよぐ風とかは最高といってかまわないが、
他の温泉と比べて、これが凄いってのは実はよく分かりませんでした(笑
ネットの口コミ、案外正確でびっくりした。遠くから通うほどではないなぁ。


ただし、温泉後のお楽しみは俺的に高い評価を出したい。

山梨の地ビールをなにげに頼んでみたら、これがかなり旨い。
ドイツとかベルギー系の味かな?しっかりとした味わいを楽しむタイプのビール。
汗をかいた後に絶景を眺めながらこういうのを飲むのは、すんばらしい贅沢。


あと、温玉揚げってのが旨かった。温泉卵を揚げたものかな。
100円と安いので気軽に頼めるし、下手な料理より断然旨い。この温泉きた人はぜひ。


いい温泉をもとめ、地元タクシーの運転手にちょこちょこ聞き込み調査。
どうやらタクシー運転手の間では、勝沼駅近くの「天空の湯」ってところが良いとか。
近くにワインの工場もあっていろいろ楽しめるらしく、俄然興味が湧いてくる。


たどり着いた天空の湯、なかなか良かったかと思いました。
透明だけどぬるんとする感触はしたし、熱いのと温いので分かれてました。
じっくり浸かっていると、あぁ温泉だなぁとしみじみ感じ入る。
一時間くらいいたので、結構頭がぐらぐらするほどには好き。


ここの温泉後の楽しみは、やっぱりブドウづくしでしょう。
ここはぶどうの丘という、ぶどうジュースとか沢山味わえる施設内の温泉なのです。
風呂上がりの水分補給も兼ねて、くくくぃっと飲ませていただきましょうか!



けど、勢いであわびの煮貝に白ワインとか頼んじまっただーね。
桃鉄で1億、収益率50%を誇る煮貝をどうしても食べたいを思った俺の負け。
白ワインとの相性抜群で歯ごたえ味わいともに、なかなか旨かった。それはいいんだ。
ただ、写真にあるようなわずか少量で2000円超えた…高価すぎて吹いた。


その後もぶどうの丘で、ぶどうシャーベットとかジュースとか(抜群に美味しかった)

ぶどう関連食べ物を味わううちに、近くにワインの生産工場が集積していることを知る。
それが俺の想像を超える数らしく、何十社のもワイン工場が試飲とかさせてくれるとか。
きたコレ、次はワイン巡り決定。


…地図で見たら近そうだったから、歩いて行こうと思ったのがアホだった。
ワイン工場が集まっている地域まで、軽く一時間半は徒歩でかかったんですけど。
途中タクシーは一台も通らないし、見渡す限りぶどう畑しかない辺鄙な道のり。

せっかく温泉に入ってきたのに、それがいきなり無駄になるほどの滝のような汗。


苦労の甲斐あって、やっとで市街地にたどり着く。
でも各社工場の間はけっこう離れていて、何カ所も徒歩で巡るのはやはり無謀だと知る。
パンフを確認して、行く場所を厳選しないと俺の足が壊れかねないほどしんどい。


選ばれた栄えあるワイン工場は「白百合醸造」。観光所のおっちゃん一押しだった。
なんとなくたどり着いて試飲してみると、これがかなりうめぇ。
ロゼワインのくどくない甘さに俺の笑みが溢れ、白ワインの強みは体を踊らせるがごとく。
特に勝沼甲州ってやつのすっきりとした飲みやすさに、なんか惚れた。
試飲だけのつもりが、気がつけば一本丸ごと買っちまった(笑



神がかっていたのは、勝沼甲州のワインをレジに持って行く時。
これ見よがしに美味しんぼが置いてあり、なんでやねんと思っていたら
美味しんぼ山梨県編で、ここのワインが大々的に取り上げられていたらしい。
パンフのほうもよく見たらちゃんと書いてある。知らなかった。
知らずのうちに美味しんぼお勧めの勝沼甲州を買うとは、俺の舌やるじゃないか。


旨いと思えるワインを探し当てられて、ほっと一息つこうと思ってたら
この日の一回目の温泉で見つけた、甲斐ドラフトビールが無性に気になりだす。
調べてみたら歩いて行ける距離にあるぢゃないか。れっつごー



試飲で良いのに、うめぇと思ったからつい買ってしまった…
この大和葡萄ってところはワインがメインだけど、地ビールもやってみた系らしい。
片手間とは思えないな。やるな職人さんたち。
つまみも出してくれて、従業員さんたちと話も弾む。あぁ、楽しいなぁ。


どんだけ酒好きなんだよ俺は。既にお酒巡りツアーになっとるやないけ。
でも楽しかったから良しとしておこう。旅ってのはこれだからいいものだ。
ワイン瓶とビール瓶、二つ抱えて本格的に疲れだしたところで
日が暮れてきたので宿に戻ることにする。


みて、俺の顔ってなんか旅人って感じでしょ!とか叫びたかったけどね。
一日目昼終了。夜と二日目編に続く(と思う)。