しあわせさがせ?

たらたら日記帳

東一局五十二本場 - 阿佐田哲也

麻雀の世界では知らない人のいない雀鬼の書いた
戦後の麻雀・ギャンブラーの世界の小説。


表題作にもなった五十二本場とかありえないと思いきや
読んでみて納得。確かにこういう勝負ならありうる。
全体的に、勝負師の哲学が随所ににじみ出るというか
極限の状況でどう牌を握るか、その緊迫が伝わる。


麻雀のルールを知らないと読むのは厳しいけど
乾いた男の世界を味わいたい方にはおすすめかと。