しあわせさがせ?

たらたら日記帳

魍魎の匣 - 京極夏彦

世に有名な京極堂シリーズ第二段。
美少女転落事件とバラバラ殺人にまつわる人々の話。


伏線や周辺知識、人物の相関関係の練りこみが半端なく、
霊能力や妖怪などへの造詣が独特の雰囲気を醸す。
そしてちらばる話の断片が最後に繋がっていくという
ミステリーとしての面白さの王道を持っている。


1000ページ越えの超大作のため読むのは躊躇したが
読んでみたら続きが気になって、案外すぐに読み終えた。
もうかなり夢中になれるレベルではないかと。
前作、姑獲鳥の夏を読んでからなら、勧められる。