2005-10-11 女生徒 - 太宰治 review 太宰治による14編の短編集です。女性が1人で語る形式の話ばかりを集めていて、 それぞれの話で、女性ならではの心の動きを 綺麗に、まざまざと描ききっていると思う。 男性でどうしてここまで想像できるか分からない。 話ごとにいろいろな女性がいて、それぞれで、 昭和の女性の内面に現代には無い魅力を感じた。 この本、とても気に入りました。 一遍が短く、長文が苦手の人にも読みやすい。 読書入門にこういう本が読まれて欲しい。