しあわせさがせ?

たらたら日記帳

ハドソン/桃鉄終了へのマニア語り

以後、ハドソンってか桃鉄への個人的な語りがぐだぐだと続きます。
全体の分量確認して、きついと思ったらブラウザをそっと閉じましょう。
結構衝撃を受けてて、過去の自分を隠そうとか考えられなくなってるので。
ちゃんと、一時代の楽しい記憶にケリをつけなくては。

ハドソン終了と昔遊んでたゲーム

ハドソンが消えました。正確には3月に吸収合併。

ハドソンが解散へ コナミデジタルエンタテインメントが吸収合併
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/17/news114.html

中学〜大学の頃は特に桃太郎電鉄ボンバーマン
ものすごくよく遊んで、それが今の俺に繋がっているので
一つの時代が終わったのだなぁと悲しみに包まれていた。
正直ハドソンの他のソフトは知らないけど、その2つで俺は十分だった。

男三人兄弟のうちらには、RPGよりも対戦ソフトがお似合いだった。
3人以上同時に遊べるソフトなんざ、今も昔もそうそうなかったしね。

桃鉄終了とその理由

特に、桃太郎電鉄シリーズ。あんなに俺がハマったゲームは無い。
終了は残念過ぎる。

ゲーム『桃太郎電鉄』シリーズが終了 コナミによる買収でクリエイター離れ原因
http://news.nifty.com/cs/entame/gamedetail/ncn-20111211-nw161044/1.htm
桃太郎電鉄シリーズ - Wikipedia
http://goo.gl/g2HKw

先月に既に桃鉄終了のお知らせがネットを駆け巡っていたけれど、
マンネリでも震災も無関係とは言わないけど、スタッフ離れが主原因かな。
ここ1年近くの、主要スタッフがどんどんチームを離れるのを読んでいて
ああマジで長くないな、と思った。続編は作りたかったらしいけど。
ここ10年毎年発売、発売延期・バグ無しの超優秀チームのにね。

桃鉄作者のさくまあきらさんの日記、10年以上ほぼ毎日長文書いており
2001年以降からなら私もずっと読んでいたので、
ハドソン経営陣のアホっぷりと技術のあるスタッフへの礼賛は既知。
わりと毎回内部事情スパスパ言っているので、読んでて一喜一憂してたなぁ。
先月から更新やめてるけど、まだログは全部残っているので気になる人は。

月刊デジタルさくまにあ
http://www.sakumania.com/

まぁ情報元がこれぐらいなので一面的な見方でしかないけど、
コナミ何やってんのさホント。ハドソンに限らず長くないなぁこの業界。

桃鉄研究所

このサイトに、桃鉄研究所って桃鉄へのアイディア投稿コーナーがあります。
アイディアが採用されると、桃鉄のスタッフロールに掲載されるご褒美が。
投稿→アイディア採用→ゲームに自分の名前が→テンション上昇→投稿、と
調子のってたら、結局10作品に渡ってnakarxの文字が踊った。

スタッフロールの写真。
回数は多分全国上位?数えてないけどベスト5ぐらいには入るはず。
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20081219/1229641840
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20091128/1259336458

ユーザからのフィードバックをがんがん反映させた、
他にないゲーム作りだったと思います。毎年ちまちまと改善を続けて、
ちょっとずつ確実に改善していくのを追うのがまた楽しい。
SFC後期〜PS2初期の暗黒残念時代のことは断片的にしか知らないけど、
スタッフを一新して研究所を設けてからの、
桃鉄11以降のこの10年は、桃鉄最高の期間と私も思います。

マンネリ感とガチな桃鉄対戦

マンネリ感があるとかは、まぁさくまさんも認めているところだし。
毎年発売してるけど、マニア以外の人は3年に1回でいいと作者談。
代わり映えしないからとマップを大きく弄った時のテストプレイで、
ユーザからの反発が凄まじかったらしいので(購買層は非ゲーマー)、
本編では弄れなかった、が正しい流れかなぁ。その代わり、
ケータイ版での地方マップ、DSの世界編などモバイル版は変えまくり。
俺はマニアなので毎年どころか、
同じ桃鉄PS2WiiXBOX360版全部買ってたりしますけど。

ガチで桃鉄を対戦する人たちというのも存在します。あの人達はすごかった。
当時のオフレポ晒すけど、未だにあの広島オフが日本最強戦だったと思う。
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20071128/1196259641
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20071125/1195923603

桃鉄運ゲー、うん、普通に遊ぶならそのとおり。
でも全部の物件・イベントを覚えたらあとは凄まじい読み合いゲーと思う。
そのあたりをまとめた日記です。ガチ桃鉄勢お待ちしておりますです。
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20110608/1307534481

真剣に遊んだら桃鉄は最高に面白いんですよ。マンネリはお前の中の話だろ。

まぁ、実際はちょこちょこバランス崩壊シリーズもありますけどね・・・
ことさら近年だと一人遊び100年モードに全力傾倒してる節があり、
対戦なら桃鉄3年決戦を勧めます。最近のシリーズには必ずあるルールで
最初からカードを持って金インフレする代わり3年限定で勝負!ってやつです。
1時間ちょいで終わるので、私はもっぱらこっちをやり込んでましたなぁ。
つか、残念ながら20年以上の対戦には向いてないゲームバランスと思う。

今から、桃鉄対戦を始めるには?という質問なら「桃鉄16」と思う。
11以降の改善が一番花開いた遊びやすさと、北海道移動とかの大ネタ。
だが一押しは「いけますよ!」コマンドが実装されたこと。
サイコロを振ると止まれるマスが光って分かるという、待ち望んだ機能。
以降のシリーズだと歴史ヒーローが強すぎるので対戦向きでは無いです。
一人でじっくりなら「桃鉄WORLD」がやりこみ要素多くて良いかなぁ。

物件元ネタ食い倒れの旅

派生して、桃鉄物件元ネタの旅、というのが俺の趣味の一つになってます。
旅行先で桃鉄に採用された食品の元ネタを食べに行く、というもので、
作者のさくまさんが長年続けている全国取材行脚の中で、
選びぬかれた本当に美味しい食べ物が、紹介されているのを追いかけた。
特にこの6,7年ぐらい、旅=桃鉄の食べ物の話ばかりだったなぁ。

グルメ本としてAmazonでも売ってるけど、
さくまにあの日記漁るのも良いと思います。
http://goo.gl/wnlHR
私もかなりの食べ物屋を回ったな。
数は多いしどれも美味かったがベストは「ます多」1択。
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20081115/1226683066

桃鉄m@ster

アイドルマスターのキャラが桃鉄するという動画を作ったこともあって…
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20090701/1246428123

かなり作りがアレで、俺の黒歴史に等しいのですがまぁ面白いので晒します。
このころ同じくニコ動デビューした人たちとは今でも付き合いがあって、
先の桃鉄オフといいこっちのアイマスオフといい、人のつながりが増えた。
しかも趣味全開マシマシな人たちだから楽しいのですわ。
・・・って今見たら1話が10000再生回ってるwwなんぞwww
最終話が3700再生だから、4割近い人が全部観てくれたのか。有り難い。

いつになったら新シリーズ始めるんだろうね俺は。
これ作ったときはアホみたいに時間が余っていたんだけどなぁ・・・

RX

俺のnakarxってハンドルネームも桃鉄が元ネタか。なかあーるえっくす。
http://d.hatena.ne.jp/nakarx/20110809/1312899383

つけたときはこんなに長らく使う名前だとは思わなかったけど
今じゃ自分の本名の一つといっても差し支えない大事な名前になっています。
メカボンビーRXがまさかこんなに俺の人生に関わってくるとは・・・

何回か桃鉄のイベントで、さくまさん本人にもお会いしたことあるんですが
サインを頂くときに「nakarax(なからっくす)」と書かれてしまって
訂正できずにこっそり泣いたっけw

冬の定番ボードゲーム

桃鉄シリーズの最新作は12月上旬発売。これがこの10年のお約束。
冬はみかんにこたつに桃鉄、セットであり風物詩なものでした。
それがとうとう去年は発売されず、ちょっと物足りない冬になったなぁ。

奇しくも双璧をなすボードゲームシリーズ、いただきストリート
(いたストの堀井雄二さくまあきらは友人、つか発祥は同じ)の新作が
12月発売と、まるで桃鉄の伝統を引き継いでくれたのかと喜んだが、
出来がものすごく微妙だった。いただきストリートはSPが一番面白かった。

人生ゲーム・ドカポンに続いて去年で遂にデジタルボードゲームは死んだ、
というのが私の印象です。もう新しい名作が生まれるとは思えない。
冬の定番よりも、アナログボードゲーム趣味にもっと走るという決意すら。

ボンバーマン

桃鉄のこと書きすぎて、なんか長いのでボンバーマンの下りはカット。
ただ「一画面で待ち時間・画面分割なしに同時で楽しめる対戦ゲーム」は
これが完成形だったと思います。操作も十字キーとAだけありゃ遊べるし。
ゆえに進化が止まったのが悲しいなー。下手にいじられるのも厳しいけど。
キャラゲーとして派生は沢山出たけど、未だにSFCボンバーマンこそ至高。

また家族とか友人とかわさわさ集めて、ギャーギャー対戦したいなぁ。

締め

最初のほうに出てきたけど、うちは兄弟男3人だったものだから
ゲームの占有よりも、共有して遊ぼうって方向に広がったんだよなぁ。
みんながドラクエだかFFだかにハマっている傍で、
ひたすらに桃鉄ボンバーマンをやり続けた家族でもある。

子供の頃の過ごした思い出の場所が無くなるようで瞬間の郷愁。

ゆーても、最近は他に趣味を沢山抱えているので困りゃしないけど
でもやっぱり、ありがとうの一つは言っておきたいかなぁ。お疲れ様でした。
作者・スタッフ・遊んだ兄弟友人・オフで知り合った人には感謝してます。

とりあえず、ケータイの着信音をピーチエクスプレスにしておきました。
急行カード使った時の音楽です。あれで心躍る感じで行こう。